目次
- はじめに(この記事で分かる事)
- Squareと楽天ペイの比較(基本編)
- Squareと楽天ペイの徹底比較(詳細編)
- まとめ
1.はじめに
Q この記事で分かることは?
A この記事は、Squareと楽天ペイのどちらを導入すべきか迷っている事業者様(店舗、ECサイト運営者)を対象に、「結局どこが違うのか」「それぞれのサービスはどういう事業者に向いているか」等を分かりやすく解説する内容を目指しています。
※情報は2021年12月末時点の情報を元にしております,。決済手数料、サービスのラインナップは半年で劇的に変わりますので必ず最新情報を各サービスのサイトでご確認下さい。
2.Squareと楽天ペイの比較(基本編)
ここでは簡単に各サービスの要点を紹介します。
他の決済の比較記事をご覧になった方は読み飛ばしてください。
1.Square
・米国発のSquare社が提供する決済サービス
・独自のハイスペックでオシャレな決済端末を提供(レジ周りのアクセサリも充実)
・入金サイクルが早い(最短翌日)
・ネットショップも在庫を連動して開設が可能。
・サービス(対応決済、決済端末)のアップデートが非常に早い ※重要
2.楽天ペイ
・楽天が提供する決済サービス
・対応している決済手段が豊富
・入金サイクルが早い(最短翌日)
・割引キャンペーンが豊富
・導入、ランニングコストが安い
3.共通
Square | 楽天ペイ | |
決済端末 | ハイスペック | 普通 |
決済の種類 / 決済手数料 | やや多い/ 安い | 多い / 安い |
入金サイクル | 早い | 早い |
モバイルPOS | あり | なし |
ネットショップ機能 | あり | なし |
3.Squareと楽天ペイの徹底比較(詳細編)
次にそれぞれの項目に沿って解説していきます。※2022年1月更新
1.決済の種類と手数料(やや楽天ペイ)
Square | 楽天ペイ | ||
クレジットカード決済
|
Visa |
3.25%
|
3.24%
|
Mastercard | |||
American Express | |||
Diners Club |
3.74%
|
||
Discover | |||
JCB | 3.95% | ||
電子マネー
|
<交通系> Suica / PASMO / Kitaca / TOICA / manaca / ICOCA / SUGOCA / nimoca / はやかけん |
3.25% | 3.24% |
楽天Edy / nanaco / WAON | ー | 3.24% | |
QUICPAY / ID | 3.75% | 3.74% | |
QRコード決済 | R pay , auPAY | ー | ー |
その他
|
Apple Pay | ー | 3.24% |
請求書決済 | 3.25% | ー |
・決済の種類の比較
1)両サービス共にクレジットカード決済や交通系電子マネーなどには対応しています。ここには違いはありません。
2)違いとしてはSquareは請求書決済に対応しており、楽天ペイは楽天Edy、nanaco、WAONなど電子マネー決済の対応種類が多く、楽天ペイ(QRコード決済)にも対応していることが挙げられます。
いずれのサービスもPayPayやLINE Payなどの主要なQRコード決済には対応していないいません。
・決済手数料の比較
全ての決済において楽天ペイの方が決済手数料が安いです。が、0.01%の違いの為、売上から計算すると100万円で100円相当の為、必ずしもそれが決め手になるとは言えません。
※総合的にコストを計算すると、他で触れる振込手数料やPOSを準備した場合のコストの方が大きい場合の方が多いです。
※また、楽天ペイではキャンペーンでR payの決済手数料を無料にする事があります。この点ではメリットになるかもしれません。
まとめますと、
1)決済の種類は楽天ペイ(交通系以外の電子マネーと一部のQRコード決済)。
2)決済手数料はやや楽天ペイとなります。
2.入金サイクル(Square)
入金サイクルについてはどちらも最短翌日入金となっており、どちらもかなり早いタイミングで売上金を受け取れます。
ただし、振込手数料においては楽天ペイでは入金先が楽天銀行以外の場合、翌日入金を利用すると一回につき330円の手数料が発生してしまいます。(楽天銀行であれば無料)
Squareでは、どの銀行でも振込手数料が一切かかりません。
3.ネットショップ機能 モバイルPOS(Square一択)
ネットショップ機能は内容がそれぞれかなり異なります。
Squareは簡単にネットショップを立ち上げることができるサービスを提供しています。無料~有料プランがあり、特に無料プランの機能や決済手数料は同ネットショップ機能のサービスの中でも充実しています。また、様々な点で対面の商品との連動(在庫連動等)が可能で、対面だけでなく、ネット販売を手軽にしたい方にはとてもおススメです。
また、InstagramなどのSNSと連携し、独自のSEOツールを使った宣伝を行うことも可能です。
一方、楽天ペイ自体はネットショップの開設機能を提供していません。
※楽天グループではチェックアウト(ID決済)と呼ばれる楽天IDを用いた決済や国内最大級のECモールである楽天市場への出店は出来ますが、自社のネットショップを開設するサービスは提供しておりません。(2022年1月現在)
そのため、Squareと楽天ペイにおいてはSquareの一択です。
モバイルPOSに関しても、ここはSquare一択です。Squareでは従来からiod androidに対応したモバイルPOSを無料で提供しています。2021年により細かい在庫管理機能などリテールに特化した「Square リテールPOSレジ」(有料)をリリースしました。
Squareでは、自社のPOSレジ以外にPOScube、Orange Operation、「スマレジ」、「ユビレジ」、「エアレジ」等9種類以上の他サービスと連携しています。
楽天ペイは自社でのモバイルPOSを提供していません。その為連携しているモバイルPOSとの契約が必要になります。連携しているサービスは「スマレジ」 ・「Bionly」・ 「poscube」 ・ 「ユビレジ」・ 「POS+」の5サービスです。
このように楽天ペイを選ぶと自動的にモバイルPOSを必然的に契約が必要であり、且つ連携するサービスもSquareより少なくなっております。
4.まとめ
おさえておきたいポイントですが、
・Squareはサービス、機能のアップデートが多い。(≒将来に期待できる)
・決済端末はSquare(Squareといえば)
・決済手数料は全体的に楽天ペイの方が安い。
・Squareの入金サイクルは早い。楽天ペイは楽天銀行利用の場合のみ
・ネットショップやモバイルPOSはSquare一択。
また、これらの情報は2021年1月現在の情報です。キャンペーンや手数料などのシステムが変更されている可能性もございますので、ご検討の際には必ずホームページを確認するようお願い致します。
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