目次
- はじめに(この記事で分かる事)
- STORES決済と楽天ペイの比較(基本編)
- STORES決済と楽天ペイの比較(詳細編)
- まとめ
1.はじめに
Q この記事で分かることは?
A この記事は、STORES決済と楽天ペイのどちらを導入すべきか迷っている事業者様(店舗、ECサイト運営者)を対象に、「結局どこが違うのか」「それぞれのサービスはどういう事業者に向いているか」等を分かりやすく解説する内容を目指しています。
※情報は2022年1月時点の情報を元にしております,。決済手数料、サービスのラインナップは半年で劇的に変わりますので必ず最新情報を各サービスのサイトでご確認下さい。
2.STORES決済と楽天ペイの比較(基本編)
ここでは簡単に各サービスの要点を紹介します。
他の決済の比較記事をご覧になった方は読み飛ばしてください。
1.STORES決済
・日本発のヘイ株式会社が提供する決済サービス。旧サービス名はCoiney(コイニー)。
・入金サイクルが早い
・同社が提供するネットショップのSTORES(ストアーズ)は有名
・電子マネー(交通系)の手数料が業界最安値水準の1.98%
・サービスのアップデートは非常に多い
2.楽天ペイ
・楽天が提供する決済サービス
・対応している決済手段が豊富
・入金サイクルが早い(最短翌日)
・割引キャンペーンが豊富
・ランニングコストが安い
3.共通
STORES決済と楽天ペイの違いを主要な項目で纏めると以下の通りになります。
記載の通りとなりますが、赤字で示した部分が2サービスの違いとなります。
STORES 決済 | 楽天ペイ | |
決済端末 | 普通 | 普通 |
決済の種類 / 決済手数料 | やや多い/ 安い | 多い / 安い |
入金サイクル | 早い | 早い |
モバイルPOS | あり | なし |
ネットショップ機能 | あり(STORES) | なし |
3.STORES決済と楽天ペイの比較(詳細編)
次にそれぞれの項目に沿って解説をしていきます。 ※2022年1月更新
1.決済端末(ほぼ同じ)
端末の色が異なるのみで、サイズや性能はほぼ同じです。
OSに関してはSTORES決済・楽天ペイ共にiOS /Androidに対応していますが、STORES決済は電子マネー決済を利用する場合iOSのみ対応しています。
2.決済の種類と決済手数料(STORES決済)
STORES決済 | 楽天ペイ | ||
クレジットカード決済
|
Visa |
3.24%
|
3.24%
|
Mastercard | |||
American Express | |||
Diners Club |
3.74%
|
3.74%
|
|
Discover | |||
JCB | |||
電子マネー
|
<交通系> Suica / PASMO / Kitaca / TOICA / manaca / ICOCA / SUGOCA / nimoca / はやかけん |
1.98% | 3.24% |
楽天Edy / nanaco / WAON | ー | 3.24% | |
QUICPAY / ID | ー | 3.74% | |
QRコード決済
|
R Pay | 3.6% | 3.24% |
Amazon Pay | 4.0% | ー | |
請求書決済 | 3.24% | ー |
・決済の種類の比較
両サービスとも共に主要サービスに対応済みです。
請求書決済、QRコード決済の数
・決済手数料の比較
クレジットカード決済の手数料は全く同じです。
利用者の多い交通系電子マネーはSTORES決済が1.26%安くなっています。
3.入金サイクル(ほぼ同じ)
入金サイクルについてはどちらも最短翌日入金となっており、手動で操作すればかなり早いタイミングで売上金を受け取れます。
ただし、両サービス共に手数料が発生する場合があります。
STORES決済は10万円以上の入金であれば手数料は発生しませんが、10万円未満の場合、一回につき275円の手数料がかかります。
楽天ペイでは入金先が楽天銀行以外の場合、翌日入金を利用すると一回につき330円の手数料が発生します。(楽天銀行であれば無料)
4.ネットショップ機能 モバイルPOS(STORES決済の圧勝)
ネットショップ機能は、STORES決済のみとなります。STORESのネットショップはBaseやshopify等と合わせて「ネットショップ開設」を代表するサービスです。
一方、楽天ペイ自体はネットショップの開設機能を提供していません。
※楽天グループではチェックアウト(ID決済)と呼ばれる楽天IDを用いた決済や国内最大級のECモールである楽天市場への出店は出来ますが、自社のネットショップを開設するサービスは提供しておりません。(2022年1月現在)
モバイルPOS機能に関してもSTORES決済が優れています。「STORESレジ」は単なるレジ機能だけではなく、ネットショップの売上も統合して在庫管理や売上分析などもできます。料金も基本プランであれば無料から利用可能です。
一方楽天ペイは自社でのモバイルPOSを提供していません。その為連携しているモバイルPOSとの契約が必要になります。連携しているサービスは「スマレジ」 ・「Bionly」・ 「poscube」 ・ 「ユビレジ」・ 「POS+」の5サービスです。
外部のサービスとの連携の面では楽天ペイにもメリットはありますが、料金面や自社システム内で完結できる点でSTORES決済の方が良いと言えるでしょう。
5.初期費用(ほぼ同じ)
どちらの端末も価格は¥19,800で同じです。
また時期によりますが、どちらも端末無料キャンペーンを行っていることが多いです。
そのため初期費用を安く抑えるためにはそれぞれのキャンペーンを確認しておくと良いでしょう。
4.まとめ
おさえておきたいポイントですが、
・STORES決済はサービス、機能のアップデートが多い。(≒将来に期待できる)
・決済手数料はほぼ同じだが、交通系ICの手数料はSTOERS決済の圧勝。
・入金サイクルはほぼ同じだが、手数料の仕組みに差がある。
・ネットショップやモバイルPOSはSTORES決済一択。
また、これらの情報は2021年1月現在の情報です。キャンペーンや手数料などのシステムが変更されている可能性もございますので、ご検討の際には必ずホームページを確認するようお願い致します。
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