目次
1.SquareとPayPayについて(おさらい)
2.SquareにPayPay導入の概要
3.PayPay導入による業界の中の位置づけの変化
4.まとめ
1.SquareとPayPayについて(おさらい)
・Squareについて
Squareは自社開発の「決済端末サービス」だけでなく、「モバイルPOS」、「予約サービス」、「オンラインショップ作成サービス」等の店舗運営サービスを総合的に提供する米国発のサービスです。ハード面では決済端末に加えて周辺機器も提供しています。洗練されたデザインは当初からのSquareの代名詞ですが、近年では店舗全体を総合的に支えるサービスとともに日本市場に合わせたサービスのリリースが進んでいます。
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・PayPayについて
2018年6月15日に設立されたPayPay株式会社(ソフトバンク社とヤフー社の合弁)が運営するQRコード決済です。キャッシュレス推進化に伴い、多くのQRコード決済が生まれましたが2022年7月時点で登録ユ
PayPayは、直接加盟店と契約する方法と複数の決済サービスと合わせて導入する方法があります。
2.SquareにPayPay導入の概要
2022年8月、SquareはQRコード決済の「PayPay」の支払
1)PaPayでも入金サイクル(最短翌営業日)
結論から言いますと、PayPayの入金サイクルは最短翌営業日となります。Square以外では、クレジットカード決済とPayPayのようなコード決済の入金サイクルは異なり、またSquare程早くないです。PayPayを直接(個別に)導入する場合でも月1回となります。
言わずもがな、入金が早いのはビジネスのキャッシュフロー面ではメリットしかありませんが、「決済の種類」に関係なくどの決済手段でも一律で翌営業日の入金を可能にしているのは売上管理の点でも大きなメリットになります。
2)「
コード決済には、1、利用者提示型(CPM) 2、店舗提示型 の方式があります。SquareがPayPayに採用したのはユーザースキャン方式のうち、決済毎に自動的に生成される動的QRコード決済という方式になります。こちらの方式のメリットは以下です。
まず「金額を入力する必要がない為」入力ミスを防げます。入力ミスに伴う返金作業もなく会計自体もスムーズに進行します。またQRコードが決済の都度生成される為、セキュリ
次に、PayPay導入前後でSquareの業界内の立ち位置がどのように変わったかを考察します。
3.SquareにPayPay導入の概要
|
スマレジ・Paygate | Square | STORES決済 | AirPay | 楽天Pay |
決済端末 | 10 | 10 | 7 | 7 | 7 |
決済の種類 | 10 | 6→8 | 7 | 9 | 7 |
決済手数料 | ?
問い合わせ |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
入金サイクル | 6 | 9→10 | 8 | 7 | 6 |
導入スピード | 6 | 9 | 8 | 8 | 8 |
1)決済の種類 6→8
古くは電子マネーに対応してないのがSquareの欠点でした。そして、今回PayPayが導入されたことにより、以下のような序列に変わりました。
<PayPay導入前>
マルチ決済端末 > AirPAY > 楽天ペイ ・ STORES決済 >Square
※僅差ではあるが、コード決済を利用出来ない唯一のサービスであった。
<PayPay導入後>
マルチ決済端末 > AirPAY > Square > 楽天ペイ ・ STORES決済
※国内最大手のコード決済に対応し、序列が上がる
※楽天ペイは楽天Payに対応。STORES決済はWeChatPayに対応
2)決済端末のスペック
変わりなし
4)入金サイクル 9→10
<PayPay導入前>
Square >STORES決済 >AirPAY > 楽天ペイ >マルチ決済端末
※従来から入金サイクルはSquareの魅力の一つ
<PayPay導入後>
Square >>>STORES決済 >AirPAY > 楽天ペイ >マルチ決済端末
※PayPayの入金サイクルの差別化により、ダントツで入金サイクルが早いサービスに。
5)導入スピード
変わりなし
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4.まとめ
以上のように、これまでSquareが他サービス比で劣っていたコード決済のうち最大手のPayPayが導入され、入金サイクルというSquareの強みがさらに際立つ結果となったのが今回の話です。
※2022年8月執筆
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