目次

1.<はじめに>キャツシュレス 決済端末比較のポイント

 ー 決済端末のタイプと決済の種類

 ー 費用

 ー 入金サイクル

 ー 連携サービス

2.<保存版>キャツシュレス 決済端末比較の比較表

3.<考察編>各決済端末サービスの特徴

4.まとめ

 


1.<はじめに>キャツシュレス 決済端末比較のポイント

この記事は店舗等にキャッシュレス決済端末導入を検討している(或いは乗り換えを考えている)事業者向けの記事です。

まず、はじめに2022年10月時点で、キャッシュレス決済端末は「どう違うのか?」「どこを比べるべきか?」について解説していきます。内容は「これから決済端末を探す方向け」になりますので、ある程度の知識がある方は読み飛ばしてください。

 

 

<ポイント1>決済端末のタイプと決済の種類

一言で言うと、「主要な決済」に対応した安価な決済端末。「多くの決済」に対応したマルチ決済端末の2種類に分けられます。

従来は前者と後者の一番の違いとしては、PayPay、LinePAY等の「コード決済」の対応の有無でしたが、前者の決済端末サービスがコード決済に対応し始めた為、差が若干なくなりつつあります。また、コード決済はどのコード決済に対応しているかは要確認です。

例:2022年8月 Square がPayPayに対応

 

スマホ決済 マルチ決済端末
クレジットカード決済 対応 対応
電子マネー 対応 対応
コード決済 一部対応 対応

 

 

 

<ポイント2>費用

費用の種類は、「決済手数料」「決済端末代 / レンタル代」「月額費用」「初期費用」「振込手数料」等がかかります。

大雑把に相場を記載すると、以下の通りです。スマホ決済端末は基本的には「決済手数料」が主な費用で決済手数料が事業者問わず、固定になっているのが特徴です。

 

スマホ決済端末 マルチ決済端末
決済手数料 3.24%~

固定

事業者による
決済端末代 無料~数万円 有料
初期費用 なし ある場合も
月額費用 なし ある場合が多い

※端末無料で月額費用ありなど

振込手数料 0円~一部有料 ある場合が多い

 

<チェックポイント>初期費用とランニング

これらの費用について、初期費用(決済端末代含む)とランニング費用に分け、売上●万円と仮定し、2年間の費用を比較する事がおすすめです。

その際、立ち上げ間もない事業者の場合入金サイクルを多く(短く)する事が望ましい為、入金サイクルに伴って発生する振込手数料は要確認です。(決済手数料は若干ながら安くても、振込手数料を含めると結果的に割高になることも多々

 

例1 売り上げ100万円(2年間の試算)

サービスA サービスB
初期費用 20,000円 0円
月額費用 / 決済手数料 / 振込手数料(月6回) 0円  / 780,000円 (32,500円×24)/ 0円  0円 / 777,600円(32,400円×24)/ 28,400円
800,000円 806,000円

 

※決済手数料の0.01%の違いは売上100万円毎でも2年間でも2,400円しか変わらない。

 

 

 

<ポイント3>入金サイクル

実は入金サイクルはサービス間で「一番差が出やすく、後からその重要度に気づくポイントです。」

ついつい、決済手数料・決済端末無料・決済の種類に目が向きがちですが「入金サイクル」は結構さが出ます。

そもそも、入金サイクルとはという話ですが、一言で言うと売上が何日で現金として手元に入るかというキャツシュフローに繋がるポイントです。

入金サイクルを理解する上で、2つのキーワードがあります。

1.締め日 (●月●日~●日の売上 例:1日~10日) =いつの売上が

2.入金日 (上記が入金されるか 例:15日)=いつ入金されるか

 

入金サイクルが遅い ・・・ 売り上げが現金化されずに手元のキャッシュが減る。仕入れをはじめとする売上を拡大する為の再投資に支障が出ることも。特に立ち上げ当初で資金が潤沢でない場合や、大手企業でない場合において「入金サイクル」の重要度は他の項目比で圧倒的に高い。

 

2022年10月時点でのサービスでは、

<最速サービス群>は売上を最短で翌営業日。<最遅サービス群>月末〆翌月末払い

など、入金サイクルには大きな違いがある。

 

<チェックポイント>

・入金回数等に応じてオプション料金が発生する場合あり。

決済の種類によって入金サイクルが異なる場合あり。

 

 

2.<保存版>キャツシュレス 決済端末比較の比較表

次に2022年10月時点における主だった決済端末サービスを上述の比較ポイントを元にまとめてみた。(以下)

 

Square STORES決済 楽天PAY スマレジPAYGATE
決済端末 種類 3種類
周辺アクセサリも提供
1種類 1種類 マルチ決済端末
決済手数料 3.25%~
※固定
3.24%~
※固定
3.24%~
※固定
3.24%~
※要見積もり
決済の種類 クレジットカード決済 対応 対応 対応 対応
電子マネー 対応 対応 対応
※楽天Edyにも対応
対応
コード決済 PayPay WeChat Pay R pay / auPAY WeChat Pay / Alipay+ PayuPay/ d払い / R pay / auPAY WeChat Pay / Alipay / Linepay / メルペイ
請求書決済 対応 対応 非対応 非対応
費用 決済端末費用 端末による 0円 ※キャンペーン 0円 ※キャンペーン 0円 ※キャンペーン
振込手数料 0円 売上合計が10万円以上の場合:無料
売上合計が10万円未満の場合:200円
楽天銀行以外の金融機関は330円 みずほ銀行 100円
その他の銀行 200円
入金サイクル 最短翌営業日
※PayPayも翌営業日
最短翌営業日 最短翌日 クレジット/電子マネー売上:末締め翌15日払い/15日締め当月末払いの2回、
QRコード決済売上:当月末締め・翌月末払い
関連サービス モバイルPOS / オンラインストア / 予約 モバイルPOS / オンラインストア / 予約 × モバイルPOS
その他 利用開始まで 翌日 約1週間 約2週間 2ヶ月

 

 

 

3.<考察編>各決済端末サービスの特徴

 

・Square

長所:入金サイクルが早い(PayPayは国内最速)。振込手数料がかからない。決済端末や周辺機器がおしゃれ。様々な周辺サービスを無料で使える。利用開始までが早い。

短所:PayPay以外のコード決済が増えると良い

 

・STORES決済

長所:入金サイクルが早い。様々な周辺サービスを無料で使える。

短所:国内のコード決済がない

 

 

・楽天PAY

長所:楽天Edyにも対応。コード決済は比較的充実。

短所:楽天銀行以外の振込手数料が高い。PayPayが使えない。

 

 

・スマレジPAYGATE

長所:コード決済の種類が充実

短所:利用開始までの期間が長い。(2ヶ月)入金サイクルが非常に遅い。

 

 

 

4.まとめ

2022年10月時点でのサービスにおいて、

中小は 入金サイクル、振込手数料、無料に周辺サービスからSquare がおすすめ。

中小~大手は 決済の種類をより多く揃え、資金面で余裕がある場合はスマレジ・PAYGATE がおすすめとなります。

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